コラム・調査レポート

2019.05.16

食品

チョコレートで目の疲れと体の冷えをケア 「LIBERA(リベラ)」

江崎グリコが、健康に配慮した「LIBERA(リベラ)」の商品ラインアップの拡充を進めている。今年3月に発売したのは、目の疲れを軽減するという「リベラ アイサポート」。指先の冷えを改善する「リベラ あったかケア」も同時発売した。
 リベラは、同社が業界では初の機能性表示食品として2016年に発売したチョコレートブランドだ。食物繊維「難消化性デキストリン」を配合し、「脂肪や糖の吸収を抑える」効能をうたいヒット商品となった。
 日経POS情報で全国スーパーでの現在の取り扱い状況を見ると、主力の「リベラ ミルク」の2019年4月の店頭カバー率は96.3%。2017年9月に追加発売した「リベラ ビター」も80%を超えており、チョコレート売り場の定番ブランドに成長していることがわかる。
 新商品の「アイサポート」には、サケやエビに含まれる赤い色素「アシタキサンチン」を配合した。菓子に配合するのは初めての成分で、目の疲労感を軽減する効果が期待できるという。スマホやタブレット端末、パソコンでの長時間の作業など、目を酷使する機会の多い現代人には嬉しい機能だ。
 「あったかケア」には、冷えで低下した末梢血流を整えるという柑橘類に含まれる「モノグルコシルヘスペリジン」を配合した。同社が首都圏で働く女性を対象に実施した調査によると、仕事中の悩みとして「目の疲れ」と並んで「体の冷え」が上位に挙がったという。「あったかケア」の4月の全国スーパーの店頭カバー率は、30%台にとどまっているが、夏のオフィスの冷房対策として、今後取り扱いが増えていくかもしれない。新商品が市場に定着できれば健康的なチョコレートブランドとして消費者の認知もさらに高まるはずだ。

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