コラム

2018.11.28

食品

カニカマ「筋肉をつくる!?」で急伸

 カニカマがひときわ伸びている。
 きっかけは9月25日のテレビ番組で「筋肉をつくる最強食材!?」として取り上げられたことだ。「カニ風味かまぼこ(021011)」分類の週次データを追うと、放送のあった9月24日週の売り上げは前年比74.1%増の千人当り金額3126.3円と急伸した。その後も直近11月19日週まで同40%増が続いている。
 どのメーカーが恩恵を受けたのか? カテゴリ内をメーカー別に見ると、放送週の9月24日週に2位から躍進しトップとなったのが日本水産だ。1位を明け渡し僅差での2位は一正蒲鉾、3位は自社開発商品(PB)計だった。以下も上位10メーカー中、日本水産、カネテツデリカフーズ、フジミツ、堀川、紀文食品と5社で前年比伸び率100%超えとなり、多くの企業にとって特需となったことがわかる。
カニカマ「筋肉をつくる!?」で急伸
 10月以降も一服感がありながらも高水準の売り上げが続いているが、なかでも高い伸びを維持したのが自社開発商品(PB)計だ。前年同月比81.1%の千人当り金額300.6円、金額シェアは過去2年間で最高の11.8%となった。話題性に敏感で瞬時に対応する小売りの力が見えてくる。
 実は「カニ風味かまぼこ(021011)」分類は、上位50アイテムの顔ぶれをみてもカバー率が3割を超えているのはわずか4アイテムだ。どのスーパーにも必ず置いてある勝ち組定番商品は現在なく、PBが強さを発揮している状況にあるといえるだろう。カバー率が3割超と比較的高いアイテムは「カネテツ ほぼカニ 特製黒酢付 90G」「スギヨ 大人のカニカマ かに酢付 5本 66G」「日水 焼がに風味 香味焼 56GX2」など特徴があり価格も高めの商品だ。一般ラインはPBを並べ、上位ラインをNBにたよる構造が見えてくる。 
 カニカマは夏が最盛期で9月以降急速に売り上げが落ちる。一正蒲鉾は今冬「鍋に入れたらうまかった 鍋用カニかま」を発売した。テレビ番組が需要低迷期の大きなてこ入れとなったが、好機をつかみこの先も冬のカニカマ市場を維持できるか。カニカマ売り場が注目される。

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