コラム・調査レポート

2021.09.3

食品

防災の日はやっぱり乾パン

 今年はオリンピック・パラリンピックやコロナ禍で防災の日(9月1日)関連の報道や話題は少なかったが、防災用商品の売り上げはどうだっただろう。カンパン(分類番号:199014)の売上をPOSEYESの日次データを使って調べてみた。
 オリンピック開催中は販売動向に特に目立った変化は見えないが、終了後の10日ごろから動き出している。日次データなので日によってデコボコはあるが、やはり防災の日を前にして販売を伸ばしている。9月3日現在、販売のピークはやはり防災の日の9月1日だ。
防災の日はやっぱり乾パン
 商品別にデータを見ると、三立製菓のカンパンが圧倒的だ。袋入りの200グラムが1位、缶入りの100グラムが2位。この2商品で売上金額シェアは60%を超える。伸びが大きいのは賞味期限が5年間の缶入りの方だ。やはりこの時期は防災を意識して備蓄用商品を買っていると思われる。
防災の日はやっぱり乾パン
 最近はローリングストックといって日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという方法が提唱されている。しかし、日常的とはいっても防災の日は非常食を買い替えるきっかけになっていると思われる。防災の日が近づくと非常食を買うという行動に変化はないようだ。

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