コラム・調査レポート

2021.08.6

食品

暑い夏を乗り越えるための心強いパートナー「滋養強壮ドリンク」

 熱中症警戒アラートが発表され始め本格的な夏がやってきた。全国各地で梅雨が明け始めた7月中旬頃から最高気温は昨年越えが続いている。
 そんな過酷な夏に売上が伸びるのが「滋養強壮ドリンク」だ。気温の上昇に伴って千人当り金額が変動する様子が伺える。「滋養強壮ドリンク(一般品)」と「滋養強壮ドリンク(医薬部外品)」のカテゴリー合計は2021年6月は千人当り金額3,183.4円で前年同月比2.1%増。週次でみると7月に入ってからも上昇傾向である。実は例年売上が落ち込む3月も同2,669.9円で前年同月比4.7%増と好調の兆しはシーズンイン前から起こっていた。
暑い夏を乗り越えるための心強いパートナー「滋養強壮ドリンク」
 ブランドごとにランキングをみると、1位は大塚製薬「オロナミンC」。2021年6月は千人当り金額1,011.1円で前年同月比10.5%増と順調な立ち上がりだ。昨年は前年割れが続いていたが、年末から始まった仮面ライダーセイバーとのコラボレーションが好評で、1月末終了の予定が4月まで延長となるなど販促活動が功を奏したようだ。
 2位は大正製薬「リポビタンD」。6月は同1,007.8円で前年同月比3.5%減だったが、7月12日週をみると千人当り金額1,285.4円、「オロナミンC」の売上を上回っている。7月から放映された木村拓哉起用の新CMが好評で、売上を後押ししているようだ。また凍らせて飲む「リポビタンアイススラリー for Sports」を新発売し熱中症対策の機能を追加することで「滋養強壮ドリンク」の利用シーンを提案している。
 梅雨が短かったこともあり、暑熱順化をする間もなく高温に晒される日々がやってきた。急激な変化に、体力を多いに消耗し水分を摂るだけでは乗り越えられないだろう。そんな日本の夏の熱中症対策に「滋養強壮ドリンク」を加えてみてはいかがだろうか。

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