コラム・調査レポート

2022.11.17

食品

大豆を主食に「キッコーマン 大豆麺」

 キッコーマンの新商品「キッコーマン 大豆麺」シリーズは、主に調味料を手掛けてきた同社が初めて開発した麺商品。専用のスープやソースがセットされている。
 原材料の半分を大豆にして小麦と混ぜた。一食分で鶏むね肉100グラムとほぼ同等のタンパク質19.3グラム摂取できる。糖質を通常の乾燥うどんより40%以上カットして、高タンパク・低糖質を実現した。
 ラインアップは「香る生姜かきたま」、「汁なし担々麺風」、「かきたまチゲ風」、「濃厚ボロネーゼ」の4種類。8月の発売以来いずれも日経POS情報の「その他乾麺」分類でランキング上位を維持している。
 売れ行き1位の「香る生姜かきたま」の販売状況を見ると、10月の来店客千人当たり金額は13.2円と前月の約2.6倍に増加した。店頭カバー率(配荷率)は、43.5%に達し、前月の28.5%から大幅に伸びた。2位の「汁なし担々麺風」も、10月の来店客千人当たり金額が前月の約2倍に拡大。カバー率も35.9%と前月比で9.6ポイント伸び、採用する店舗が順調に増えている。
 キッコーマンによると、近年、調理に時間をかけたくないという人が増え、丼物や麺類など、主食1品で完結するメニューが食卓にのぼる頻度が上がっているという。そこで「大豆麺」は、鍋のほか、電子レンジでも調理可能とした。簡単に作れる高タンパク・低糖質の昼食としてリモート勤務時などに利用する人も多そうだ。

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