コラム・調査レポート

2020.09.4

食品

夏の定番 そうめん

 夏の定番といえばそうめんを思い浮かべる人は多いのではないだろうか。
 実際、日経POSで「そうめん(107-008)」カテゴリーを調べると、例年4月頃から売上が伸び、暑くなる7月から8月にピークを迎える。
 今年はコロナの影響で乾麺の人気が高まった2月から、千人当り金額の前年同月比伸び率33.7%と一気に実績を伸ばした。翌3月には同86.3%と過去1年で最も高い伸び率となり、4月以降も2桁台の伸び率が続いていた。
 7月は長梅雨の影響からか同5.1%に留まったが、気温が上昇した8月は同28.5%と再び好調な結果となっている。
 全国のスーパーの2020年8月商品別ランキングを見ると、1位になったのは「兵庫 揖保乃糸 手延そうめん 上級品 300G」。千人当り金額2580.5円で、カテゴリー首位を独走している。2位には同じく揖保乃糸の「兵庫 揖保乃糸 高級手延そうめん 特級寒製 300G」が、千人当り金額126.4円で続く。
 各商品の千人当り金額前年同月伸び率の推移を見てみると、「兵庫 揖保乃糸 手延そうめん 上級品 300G」は、2月に34.3%、翌3月には、80.5%と好調だった。5月、7月は鈍化するも、8月まで前年同月比増が続いている。
 「兵庫 揖保乃糸 高級手延そうめん 特級寒製 300G」は1月から8月まで2桁台の伸び率が続く。特に3月には122.4%と高い水準になった。
 他にも、8月商品別ランキングで3位の「イトメン 手延素麺 増量 50+400G」、5位の「小野 手延半田めん そうめん 3束 300G」も、今年に入ってから前年同月比増が続いており、上位商品は好調さが伺える。
 9月に入ってからも暑い日が続いており、そうめんの需要は伸びそうだ。この快進撃がどこまで続くのか注目したい。

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