コラム・調査レポート

2016.08.12

食品

夏にチョコレートは売れない?

 一般的に夏にチョコレートは売れないとされる。暑いと溶けやすく、手に付くと不快で、食べたくないと思う人は多いだろう。
 チョコレート(分類コード:191)の売上と気温との関係を示したのが、グラフ1だ。 首都圏コンビニのチョコレートの売上と東京の最高気温を日次データで比較してみたが、明らかに逆相関の関係にある。チョコレートは、売上が気温に左右される商品と言えそうだ。
 それではチョコレート業界として打つ手はないのだろうか。グラフ2はロッテ「クランキーポップジョイ 44G」(商品コード:4903333025466)の首都圏コンビニでの売上と東京の最高気温の推移だ。同商品は2016年7月の首都圏コンビニでの販売金額がチョコレートで1位と人気がある。
 グラフ1のチョコレートは、気温の上昇とともに売上が減少していたが、「クランキーポップジョイ 44G」は、それほど影響を受けていないようだ。同商品の特徴は、パッケージにも印字してある通り「手につきにくい」。
 夏でもチョコを頬張りリフレッシュしたくなるシチュエーションはあるだろう。暑さで溶けて手に付く欠点さえなくなれば、チョコレートは夏でも売れそうだ。
夏にチョコレートは売れない?
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