コラム・調査レポート

2021.11.22

家庭用品

ピエラス プロポリンス マウスウォッシュ 販売好調

 液体口中剤の売れ行きが好調だ。カテゴリー全体の千人当たり金額は昨年10月以降13カ月連続で前年同月を上回った。
 コロナ下での衛生意識の高まりや、マスク生活で自分の口臭が気になるなどの理由で使う人が増えていると見られる。
ピエラス プロポリンス マウスウォッシュ 販売好調
 なかでも伸びが目立つのが、ピエラスが販売する「プロポリンス マウスウォッシュ」だ。
 600ML入りのレギュラー品の10月の千人当たり金額は前年同月比98.4%増22.4円で、液体口中剤のランキング3位に入った。
ピエラス プロポリンス マウスウォッシュ 販売好調
 同品の特徴は、配合成分の働きで口の中の汚れがとれたことが目で確認できるというもの。口をすすぐと、口臭の原因の一つである口内のたんぱく質を絡めとって固めて出すという。このカテゴリーでは珍しいオレンジ色のボトルは店頭でも目を引きそうだ。同色のボトルでは気軽に試せる110ML入りの小容量タイプも展開している。
 課題は取り扱い店舗が少ないことだ。どの程度の店が扱っているかを示すカバー率の推移をみると、2019年10月は3.3%から、21年10月の12.6%と右肩上がりに上昇しているが、ランキング上位の他商品と比べると見劣りする状況にある。一方、出現店千人当たり金額は、139円と高水準で、店頭に置いてあれば売れる状況が続いている。取り扱い店舗の増加次第でさらに売れ行きが伸びそうだ。

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