コラム・調査レポート
2016.01.29
家庭用品
シャンプー市場で「ボタニカル」が躍進
シャンプー市場で上位の顔ぶれに変化が起きている。12月の全国スーパーのランキングで、イーネ(大阪市)の「ボタニスト ボタニカルシャンプー 490ML」がシャンプー(分類コード:601001)分類で初の首位を獲得。2位にも「同 スムース 490ML」が入り、上位2品を独占した。2品とも店頭での平均価格が1369円と高額だが、自然素材を求める消費者の支持を得たようだ。
ランク1位の「ボタニカルシャンプー」は2015年1月発売。商品名のボタニカルは「植物性」を指し、商品にはサトウキビや甘草、ヤシなどの植物由来の成分を多く含む。自然素材の商品ながら、洗う際のきしみも抑えた。低刺激のため子どもでも安心して使用できるという。
日経POSデータの「ボタニカルシャンプー」の来店客千人当り金額は7月まで11~12円程度にとどまったが、8月以降は20円台に上昇。12月の千人当り金額は「ボタニカルシャンプー」が25.6円で、夏に発売した「同 スムース」が19.8円。2品で金額シェアは7.0%に達した。
ネットでの売れ行きも快調だ。楽天市場の2月24日付総合ランキングで1位を獲得すると、2015年の年間総合ランキングでも1位となった。
今後の課題はカバー率拡大とリピーター定着にありそう。「ボタニカルシャンプー」のカバー率は地盤の近畿では37.3%だが、首都圏では15.9%、全国平均で17.1%に留まる。生産体制が整えば他地域での販売店拡大の余地はありそうだ。
通常品シャンプーでは上位2品を占めるが、詰め替えシャンプー(分類コード:601021)では23位、39位にとどまる。今後、詰め替え品を購入するリピーターがどの程度拡大するかが注目となりそうだ。
ランク1位の「ボタニカルシャンプー」は2015年1月発売。商品名のボタニカルは「植物性」を指し、商品にはサトウキビや甘草、ヤシなどの植物由来の成分を多く含む。自然素材の商品ながら、洗う際のきしみも抑えた。低刺激のため子どもでも安心して使用できるという。
日経POSデータの「ボタニカルシャンプー」の来店客千人当り金額は7月まで11~12円程度にとどまったが、8月以降は20円台に上昇。12月の千人当り金額は「ボタニカルシャンプー」が25.6円で、夏に発売した「同 スムース」が19.8円。2品で金額シェアは7.0%に達した。
ネットでの売れ行きも快調だ。楽天市場の2月24日付総合ランキングで1位を獲得すると、2015年の年間総合ランキングでも1位となった。
今後の課題はカバー率拡大とリピーター定着にありそう。「ボタニカルシャンプー」のカバー率は地盤の近畿では37.3%だが、首都圏では15.9%、全国平均で17.1%に留まる。生産体制が整えば他地域での販売店拡大の余地はありそうだ。
通常品シャンプーでは上位2品を占めるが、詰め替えシャンプー(分類コード:601021)では23位、39位にとどまる。今後、詰め替え品を購入するリピーターがどの程度拡大するかが注目となりそうだ。