コラム・調査レポート
2026.05.11
食品
ゴールデンウィークにたこ焼きの今後を考える
ゴールデンウィークが明けた。日経POSのデータを見ると、ゆっくりと食事を楽しむ機会が増えるこの期間、「お好み焼きミックス」「たこ焼きミックス」など、作る過程も楽しめるカテゴリーが今年も4月27日週は前週比で大きく伸びていた。この傾向は、お盆や年末年始にも共通して見られる。
しかし前年の同週と比べると「お好み焼きミックス」は9%減、「たこ焼きミックス」は18%減といずれも前年割れとなっていた。なかでも「たこ焼きミックス」は2024年の同じ週と比べ33%減と落ち込みが大きい。地域別に見ても、需要の厚い近畿でさえ前年同週比12%減と苦戦している。
月次データでみると2024年には前年比増の月が6カ月あったのに対し、2025年以降は2025年5月の1カ月のみ。さらに2026年3月以降は10%以上の前年割れとなっている。たこ焼きに何が起きているのか。平均価格を見てみると他のカテゴリー同様、上昇傾向にあるものの2026年4月は昨年比2%増と大きな動きはなかった。
月次データでみると2024年には前年比増の月が6カ月あったのに対し、2025年以降は2025年5月の1カ月のみ。さらに2026年3月以降は10%以上の前年割れとなっている。たこ焼きに何が起きているのか。平均価格を見てみると他のカテゴリー同様、上昇傾向にあるものの2026年4月は昨年比2%増と大きな動きはなかった。
一方で「冷凍たこ焼き」は2026年4月27日週に前年同週比12%増と好調だ。たこ焼きへの関心が下がったわけではなさそうだ。
手間を省きたいニーズが休暇中の食卓にも及んでいる可能性も考えられる。また別の要因として考えられるのは、もっとも重要な材料である「たこ」の価格高騰だ。2024年9月には東京都区部で100グラム507円と、まぐろの499円を上回り話題となった※。輸入減や国内漁獲量の減少、円安の影響が重なり「まぐろより高いタコ」はその後も常態化している。「冷凍たこ焼き」の売上げ増は、平均価格も安定していることもあり、材料をそろえて作るより割安と捉えられていることも影響していそうだ。
ちくわやチーズなど具材のアレンジで楽しもうとする動きも広がっているようだが、やはり「たこ」入りの味わいは別格だ。材料のコスト上昇という制約のなかで、家庭で作るたこ焼きのニーズがどのように変化していくのか。今後も動向に注視していきたい。
※参考;2024年10月24 日の日本経済新聞「タコ、ついにマグロ超え、コスト上昇、世界的需要増で たこ焼き サバやホタテで代替(価格は語る)」
手間を省きたいニーズが休暇中の食卓にも及んでいる可能性も考えられる。また別の要因として考えられるのは、もっとも重要な材料である「たこ」の価格高騰だ。2024年9月には東京都区部で100グラム507円と、まぐろの499円を上回り話題となった※。輸入減や国内漁獲量の減少、円安の影響が重なり「まぐろより高いタコ」はその後も常態化している。「冷凍たこ焼き」の売上げ増は、平均価格も安定していることもあり、材料をそろえて作るより割安と捉えられていることも影響していそうだ。
ちくわやチーズなど具材のアレンジで楽しもうとする動きも広がっているようだが、やはり「たこ」入りの味わいは別格だ。材料のコスト上昇という制約のなかで、家庭で作るたこ焼きのニーズがどのように変化していくのか。今後も動向に注視していきたい。
※参考;2024年10月24 日の日本経済新聞「タコ、ついにマグロ超え、コスト上昇、世界的需要増で たこ焼き サバやホタテで代替(価格は語る)」