コラム・調査レポート
2020.12.25
食品
コロナ太りをやっつけろ ギルトフリーなおやつ「デーツ」に注目
「ドライフルーツ」の定番に変化が現れ始めている。プルーンやレーズンが上位を占める中、2020年3月以降「デーツ」(なつめやし)の売れ行きが好調だ。オタフクソースの「デーツ 150G」がけん引役で、2020年3月の発売後、4月には売上ランキングで2位となり11月までその地位をほぼキープしている。
近年、ギルトフリーおやつと言われる、美味しくて栄養価が高く身体にも良いため食べても罪悪感(guilt)がないお菓子が話題で、なかでもドライフルーツはその定番だ。「その他ドライフルーツ」からデーツを抜粋した売り上げを見ると、2020年1月にNHKのテレビ番組「あさイチ」でスーパーフルーツとして紹介されたことをきっかけに急拡大している。その後コロナ禍による巣ごもり需要もあり4月には前年同月22.7倍の68.3円と伸長した。
好調の立役者「デーツ 150G」を販売するオタフクソースは、2019年10月に「デーツ部」を新設。それまでソースの原料のひとつであったデーツを商品化し、レシピの周知やイメージキャラクターを使った広報活動などで、発売後1年足らずで2020年11月の同社内の商品別売上で8位となった。
今年は外出自粛や在宅勤務の拡がりなど生活習慣の変化も多く、「コロナ太り」という言葉が生まれるほど体重が増えた人も多いようだ。新型コロナウイルス流行による生活変化で健康意識も高まり、「ギルトフリーおやつ」はこれからますます注目を浴びるだろう。スーパーフルーツ「デーツ」がさらにニーズを掴んでいくか、引き続き注目したい。
今年は外出自粛や在宅勤務の拡がりなど生活習慣の変化も多く、「コロナ太り」という言葉が生まれるほど体重が増えた人も多いようだ。新型コロナウイルス流行による生活変化で健康意識も高まり、「ギルトフリーおやつ」はこれからますます注目を浴びるだろう。スーパーフルーツ「デーツ」がさらにニーズを掴んでいくか、引き続き注目したい。