コラム・調査レポート

2017.07.19

食品

カバヤ食品「塩分チャージタブレッツ」売れ行き好調

 7月に入り全国各地で猛暑が続くなか、熱中症対策用のあめ菓子の販売が拡大している。日経POS情報で7月3日~9日週の全国スーパーのキャンディー・あめ菓子分類の千人当たり販売金額のランキングをみると、1位のカバヤ食品の「塩分チャージタブレッツ」、以下、森永製菓「ウイダーインタブレット 塩分プラス」、アサヒグループ食品「アサヒフードヘルスケア 塩レモンキャンディ」と続き、1位から3位までいずれも塩分補給をうたう商品が並んだ。
 熱中症予防には、水分だけでなく塩分も必要という意識が消費者に浸透し、塩分補給を訴求するあめ菓子は、スポーツドリンク、経口補水液と並び熱中症対策商品として定着している。小さくて軽いので携帯しやすく、子供からお年寄りまで手軽に塩分を摂取できることが人気の理由だ。
 特に好調さが目立つのが、7週連続で首位をキープ中の「塩分チャージタブレッツ」。7月3日~9日週の千人当たり金額は178.7円と、「ウイダーインタブレット 塩分プラス」(同115.1円)、「塩レモンキャンディ」(同82.4円)に大きく差をつけている。
 塩分チャージタブレッツの強さを示すのがカバー率(その商品が1つでも売れた店舗の比率)だ。暑い日が急速に増え、熱中症対策グッズが売れ始めるのは5月上旬だが、その時点で既に同商品のカバー率は72.1%に達する。本格的な夏を迎える前にいち早くスーパーの店頭に並び、多くの人に購入されていることがわかる。
 昨年5~8月の4カ月間の千人当たり販売金額は、ブランド全体で134.4円と前年同期比で24.1%伸びた。今年はさらに売り上げを伸ばすのか。夏本番はもうすぐそこだ。

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