コラム・調査レポート

2018.08.17

食品

じゃがりこ「えだまりこ」が好調スタート

 カルビーが7月16日に新発売した新素材スナック「えだまりこ うましお味」の売れ行きが好調だ。「じゃがりこ」ブランドとして、2018年春に発売した「とうもりこ 塩ゆでコーン味」に次ぐ商品として、主原料にえだまめを丸ごと使用して、噛むと塩ゆでしたえだまめの自然な旨みが味わえる。チャック付きで持ち運びに便利なパッケージや、通常の「じゃがりこ」は約68mmだが「えだまりこ」は約45mmと一口で食べられるサイズなので、女性消費者の支持を広げている。
 日経POSデータを見ると、豆系スナック(分類番号 194009)では、「えだまりこ うましお味 35G」は、登場週(7月16日週)の来店客千人当たり販売金額は113.6円、シェア36.2%でいきなり首位に躍り出た。最新週(8月6日週)は、千人当たり金額145.6円、シェア39.0%、カバー率44.1%。4週連続で首位を独走している。カバー率が低いのは、発売日から関東+山梨県、7月30日(月)から中部+静岡県+近畿といった地域を限定して販売しているためだ。実際に売れた店だけの販売状況を反映する「出現店千人当り金額」は277.4円と千人当たり金額より130円以上高いので、商品自体の販売力が高いことがわかる。今後は8月20日(月)に北海道・東北・信越。8月27日(月)には中国・四国・九州と順次販売エリアを広げる予定なので、大幅なシェア拡大が期待できる。

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