コラム・調査レポート

2023.03.30

食品

こめ油販売好調

 原料に米ぬかを使用して作られるこめ油(米油)の売れ行きが伸びている。
 日経POSのサラダ油分類に収録されているこめ油(※)の売り上げを集計してみると、2023年2月の来店客千人当たり金額の合計は951.7円と、前年同月の805.3円より18.2%伸びた。
 店頭に並ぶ商品数も増えている。22年の1年間に全国のスーパーで取り扱いのあった商品数は60アイテムに達し、前年より15アイテム増えた。
 こめ油は、他の油と比べてべたつきが少なく、サラサラしている。時間が経っても酸化しにくいといわれ、細胞が酸化するのを防ぐ作用があるとされるビタミンEや、悪玉コレステロールの値を低下させる働きがあるというリノール酸などの栄養が豊富だ。コロナ下でますます高まった健康志向に加え、米という消費者にとって身近な食品への安心感も人気の拡大の理由とみられる。
 家庭用のこめ油市場は、23年2月時点で販売金額シェア首位の日清オイリオを、こめ油を主力とするボーソー油脂、築野食品工業、さらにJオイルミルズが追う展開となっている。売上げ好調なことから小売り各社も参入も増えており、PB商品のシェアは10%程度と存在感を増している。
 商品別で売上げ1位の「日清オイリオ こめ油 900G」は、23年2月の来店客千人当たり金額が前年同月比74.2%の大幅増となった。取り扱う店舗が増えていることから店頭カバー率も53.1%と前年同月比で12.5ポイント上昇した。3位にランクインした600グラム入りの容量違いの商品は逆に千人当たり金額が20%ほど減少していることからリピーターは大容量の商品にシフトしていることもうかがえる。
※サラダ油分類に収録している商品名のうち、PB商品も含め、商品名が「こめ油」もしくは「米油」の商品を集計。

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