コラム・調査レポート

2022.05.13

食品

いまだ続く「芋騒動」、それならお家でレッツフライ「冷凍ポテトフライ」

 ファミリーレストラン「ココス」が4月4日、当面の間「カリカリポテト」の販売を休止すると発表した。物流網の混乱による輸入遅延の影響で安定供給が困難となったことが理由だ。その後、4月28日から再開しているが、引き続き供給不安定ではあるようだ。昨年のマクドナルドのポテトに端を発した「芋騒動」は、未だに終わっていない。
 日経POSで「冷凍ポテトフライ」の来店客千人当たり販売金額は2021年8月から前年比プラスが続いている。マクドナルドが再度のM・Lサイズ販売休止、ハンバーグレストランのびっくりドンキーで一部のポテト商品の販売を休止するなど、外食でのフライドポテト提供に大きな影響があった2022年1月は前年比31.0%増の1531.6円となり、その後は落ち着いてきたものの、4月には同9.6%増の1335.2円と好調を維持している。売り上げ推移を見ると、フライドポテトを食べたい気持ちはスーパーでの買い物に影響を与えているようだ。
いまだ続く「芋騒動」、それならお家でレッツフライ「冷凍ポテトフライ」
 ウクライナ危機や新型コロナウィルス流行の再燃も危惧され、「芋騒動」の収束には、しばらく時間がかかりそうだ。世界中で老若男女に愛されるポテトフライ、世界の情勢とともに売り上げ動向にも注視していきたい。

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