「恵　ガセリ菌ＳＰ株ヨーグルト」リニューアル発売で躍進

　雪印メグミルクの機能性表示食品「恵　ガセリ菌ＳＰ株ヨーグルト」が、2015年8月にリニューアル発売し内臓脂肪を減らす機能を全面に打ち出して以降、売れ行きが好調だ。
　日経POSデータによると、「恵　ガセリ菌ＳＰ株ヨーグルト　ドリンクタイプ」（49839425）は2016年1月の全国での全スーパーの来店客千人当り販売金額が276.9円。ドリンクヨーグルト（低脂肪・無脂肪）（分類コード：045014）の中で、金額シェアが25.6%で1位だった。1年前の2015年1月は千人当り金額は110.3円、金額シェアが14.2%で、販売金額、シェアとも大きく伸ばした。
　「恵　ガセリ菌ＳＰ株ヨーグルト」は、独自の乳酸菌の「ガセリ菌ＳＰ株」が腸に長くとどまり、内臓脂肪を減らす機能があるという商品。もともと2009年より販売していた商品だが、乳酸菌では世界初の内臓脂肪低減効果をヒト試験で科学的に立証し、2015年8月にヨーグルトで最初の機能性表示食品としてリニューアル発売された。
　リニューアル前、2015年7月の「ドリンクタイプ」のカバー率（販売店舗率）は81.9%だったが、9月は91.3%と大きく伸長し、直近の2016年1月も91.0%と引き続き高い値を維持していることが好調の要因と考えられる。
　ハードヨーグルト（低脂肪・無脂肪）（分類コード：045013）の「恵　ガセリ菌ＳＰ株ヨーグルト」（49839500）も売れ行きは堅調で、2016年1月の千人当り金額は170.1円だったほか、「アロエ」「豆乳仕立て」のラインナップも販売されている。
　雪印メグミルクはWEBサイト上で「ガセリ菌ＳＰ株９０日きれいプログラム」を公開し、本商品を活用した内臓脂肪減少につながる料理レシピを紹介するなど、プロモーションにも力を入れている。脂肪を減らすならヨーグルトを、と意識する人が今後増えていくかもしれない。