コラム・調査レポート

2020.05.20

消費財

緊急事態宣言下のGW、どう過ごしましたか?

 緊急事態宣言下でのゴールデンウィークを消費者はどのように過ごしたのか? POSデータを見ると外出自粛の不自由ながらも、休暇を家で楽しもうとするようすが浮かび上がった。
 前回「STAY HOME」の影響で手作りを楽しむ人が増え、「ケーキ・パン材料」のカテゴリーが伸びているようすを伝えた。その他にもホットケーキミックスやたこ焼き・お好み焼きの粉などの「プレミックス」カテゴリーも堅調、ハウスのフルーチェに代表される「デザートミックス」も伸びた。品切れの棚を見て慌てたり驚いた人も多いだろう。自宅で手作りおやつにチャレンジしてみたり、ホットプレートを出していつもと違う食事の時間を取るなど、巣ごもり生活にもハレの日感を出そうとする努力がみえる。
 同様の現象が家庭用品のカテゴリーにも表れている。マスクやトイレットペーパーなど買い占めや品薄ばかりが話題になるが、こちらでも巣ごもり生活を楽しもうとする気配が見えてきた。4月に前年比で伸びたカテゴリーを見ると、マスクや除菌製品などコロナ対策が上位に並ぶ中、10位に登場したのが「入浴剤」だ。
緊急事態宣言下のGW、どう過ごしましたか?
 通常、入浴剤の需要のピークは12~1月だ。そこから加速度的に8月まで下がり続ける。しかし今年4月は3月を上回る売り上げとなった。さらに細かく週次データで日経POSの全国のスーパーの動向を見ると、4月20日週は前年同週比38.5%増、その後5月4日週も同32.0%増とゴールデンウイーク期間に大幅に増加した。
 人気商品は花王「バブ」、バスクリン「バスクリン」など定番品だが、10種の各地の名湯が楽しめるバスクリン「日本の名湯 至福の贅沢」や、入浴剤が溶けると中からアンパンマンなどキャラクターの人形が出てくるバンダイ「びっくらたまご」も人気だった。旅行気分を味わったり、お風呂時間を遊びで盛り上げる子育て世帯の工夫が感じられる。
 コロナ禍の消費も初期の買いだめや備蓄から、新しい生活へと移り変わっていることがわかる。

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