コラム・調査レポート

2022.07.8

食品

値上げ後も好調つづく「まるごとおいしい太ちくわ」

 原材料高に伴い食品の値上げが相次いでいる。「生ちくわ・焼きちくわ」分類に属する各商品も例外ではなく、日本水産は2022年8月1日から、紀文食品は8月下旬納品分から希望小売価格の引き上げをすると発表した。いずれのメーカーも2月に続き2回目の値上げとなる。
 日経POSで「生ちくわ・焼きちくわ」の平均価格の推移をみると、2022年4月から徐々に上がり始め6月は前年同月比4.5%増。しかし、来店客千人当たり販売個数は、平均価格が上昇しても前年同月比プラスが続く。市場を牽引しているのは、6月のランキング1位の日水「まるごとおいしい太ちくわ 3本 150g」。その名の通り他商品より太めで、手作り感のあるねじり模様が特徴。歯ごたえのある食感と皮の香ばしさ、程よい甘みで人気だ。来店客千人当たり販売個数は、値上げ直後の2022年3月は前年同月比10.4%減だったが、4月以降は回復、6月は前年同月比6%増となった。同商品の6月の平均価格は176.6円と「生ちくわ・焼きちくわ」の分類平均(同111.1円)より65.5円高い。高くても高品質の商品が購入されるのは、コロナ以降の消費の特徴だ。日水「まるごとおいしい太ちくわ 3本 150g」は、本格的な味わいのある商品として、値上げをしても売り上げを伸ばせる商品の一つといえる。値上げをしても売り上げが落ちない商品の特徴は何か、どのような商品が値上げで売り上げを落とすのか、今後は日経POSデータで分析して見極めながら、臨機応変に対応していく必要がある。

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