コラム・調査レポート

2021.12.16

食品

おせちの予約絶好調、けん引するのは?

 年末の一大商戦のひとつ「おせち」――今年はおせちの予約が好調に推移している。
 日経POS情報で全国のスーパーの「おせちセット」の販売動向をみると、千人当たり金額は9~11月まで3カ月連続で前年同月比2桁増が続く。11月は千人当たり金額2551.5円、前年同月比47.9%と前年を大きく上回っている。直近12月6日の週をみても同2555.1円、同19.6%と依然好調を保っており、予約の先食いというわけでもなく絶好調といえそうだ。
おせちの予約絶好調、けん引するのは?
 価格帯をみると11月の平均価格は11,686円、最高価格40,000円。昨年と比べ平均価格はマイナス603.2円、最高価格はプラス3,000円だった。個数に目を移すと11月の千人当たり個数は前年同月比57.1%と大幅増の0.22個となり、11月にスーパーを訪れた来店客の5,000人に一人以上が予約をした計算となる。平均価格の低下、前年比の増加幅は個数が金額を上回っており、昨年より少し安い価格帯で購入者数は増えているとみられる。
 11月のランキングをみると1位はティーケーシン「吉春 和洋中三段重」10,000円。2位は銭屋「十月亭 春麗 和風三段重」15,800円、3位は新日本通商「芝濱膳 五萬福 和洋中おせち三段重」15,800円だった。しかしメーカー別にランキングをみると自社開発商品(PB)が全体の60.9%を占めており、前年同月比も71.2%と分類合計を大きく上回っており、小売りチェーンの力の入れようが見て取れる。
 今のところコロナの感染状況も落ち着いており、昨年よりは賑やかになりそうなお正月の準備を進めているのだろうか。いつしかすっかり定着したおせち市場だが、ここでもNBとPBの熱い戦いが繰り広げられる。

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