君の帰りを待っていた！北陸の食卓には欠かせない　スギヨ「ロイヤルカリブ」

　グラフにある空白の期間は、2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響によるものだ。この地震により、七尾市にある同社の３工場は大きなダメージを受け生産がストップ。その後2カ月に及ぶ復旧作業の後、工場の1つが2月29日に生産再開。そして3月、北陸の食卓に「ロイヤルカリブ 乳酸菌入り」が帰ってきた。地震発生以来、約2カ月ぶりの復活である。

　復活した千人当たり金額から、生産再開早々に需要を満たす生産量へと戻した企業の努力と、北陸の人々が「ロイヤルカリブ 乳酸菌入り」の帰りをいかに待ち望んでいたかが伺える。ＳＮＳ上でも「おかえり」「嬉しくて小躍りした」「待ってた、ずっと待ってたんだからね」といった再登場を歓迎する声があふれた。

　また、ロイヤルカリブの復活は「カニ風味かまぼこ」全体を押し上げた。北陸全体の千人当り金額を見ても、2024年1月が前年同月比24%減、2月には27%減となっていたが、3月は2％増と回復を通り越し前年増となっており、「ロイヤルカリブ」の存在感の大きさがわかる。

　同社の主要商品のひとつである「徳用ビタミンちくわ」（長野以外で販売）、「お徳用ビタミンちくわ」（長野のみで販売）も震災以来、POS EYES上に出現していないが、こちらの商品との再会は6月頃になりそうだ。