アルコールテイスト炭酸飲料市場、好調

　アルコールテイスト炭酸飲料（222002）が好調だ。日経POS情報で日経収集店舗・全スーパーの販売実績を確認すると、2020年1月以降千人当り金額は前年同月比増で推移している。2021年に入ってからは、3月に同41.5％増、7月に同52％増、10月に同41.4％増と大幅な伸びを見せる月もある。2022年1月も同27.4％増と2桁の伸びが続く。
　商品別では、1月の1位は千人当り金額101.4円で「サントリー　のんある晩酌　レモンサワー　ノンアルコール　缶　３５０ＭＬ」。糖類ゼロで甘くない本格的なレモンサワーの味わいを楽しめる商品だ。2021年3月の発売以降、11月までアルコールテイスト炭酸飲料の1位を維持していた。
　最新の２月７日週においては、日経収集店舗・全スーパーで１位を維持しているものの、集計業態を日経収集店舗・CVSに変更すると２位に陥落する。
　日経収集店舗・CVSの最新週１位は「コカ・コーラ　よわない檸檬堂　缶　３５０ML」。2月7日にコンビニで先行発売した、コカ・コーラ初のノンアルコールブランド商品だ。全国発売後に販売が伸び、一時出荷停止となった同社の「檸檬堂」のレモンサワー作りを参考に、厳選したレモン果汁とジンに使用するスパイスを使った本格的なレモンサワーテイストに仕上げている。
　「コカ・コーラ　よわない檸檬堂」は2月21日に全国販売を開始し、「サントリー　のんある晩酌」も3月1日にリニューアル発売する。アルコールテイスト炭酸飲料市場の賑わいはまだ続きそうだ。