コラム・調査レポート
2019.12.20
食品
首位に躍り出た日本コカ・コーラ「檸檬堂」
日本コカ・コーラのレモンサワー「檸檬堂」の売れ行きが好調だ。日経POS情報の11月のデータによると、同ブランドの「定番レモン」がチューハイカテゴリーで首位となった。日次でデータを見ると、約2か月たった今でもサントリー「マイナス196度」「こだわり酒場のレモンサワー」、キリン「氷結」、宝酒造「焼酎ハイボール」といった強者と日替わりで首位争いをしている。
新規参入の日本コカ・コーラは「量販店の店頭に様々なフレーバーのチューハイが並ぶ中、結局はレモンフレーバーが圧倒的に売れていることに注目、レモンサワーで勝負することに決めた」。11月のチューハイカテゴリーの商品別ランキングで上位10商品は全てレモンサワー、同社は売れるものだけに的を絞って商品開発をしたわけだ。
「定番レモン」「鬼レモン」など商品ごとにアルコール度数が違う檸檬堂について日本コカ・コーラは「後発なので、先行する他社商品と差別化の必要があった」という。実際にどの様な層に購入されているのか、日経CVSレシートデータで比較してみた。性別年齢層別では、檸檬堂は30~49才の男性の購入比率が60.6%と他のレモンサワー(同57.1%)より3.5ポイント高い。同社は「全国の出張族が九州に出張の際に購入して、そのまま買い続けている可能性がある」と分析する。出張する人の比率は男性のほうが多く、ひと仕事終えて、自分へのご褒美に話題性のあるお酒をお土産に買って帰るケースも多いだろう。
時間帯別では、夜が43.8%と他のレモンサワー(同35.1%)より8.7ポイント高い。立地別では、住宅街が39.5%と、他のレモンサワー(同25.6%)より13.9ポイント高い。同社は「食事と一緒に家で飲むために購入する人が多い」と分析する。
曜日別では、金曜日と土曜日で33.4%と他のレモンサワー(同29.8%)より3.6ポイント高い。「プチ贅沢の意識から週末に購入して飲んでいる人が多い」(同社)。
同社はレモンサワー専門店などを訪問して調査を重ね、レモンを皮ごと酒になじませる前割りレモン製法にたどり着き商品化した。商品パッケージは、しずる感を前面に押し出す他社商品とは一線を画し、酒屋前掛けをイメージしたパッケージデザインでレモンサワー専門店「檸檬堂」を表現する。働き盛りのサラリーマンが一週間の仕事を終えて家に帰り、余韻に浸りながら「檸檬堂」を飲んでいる姿が目に浮かぶ。
新規参入の日本コカ・コーラは「量販店の店頭に様々なフレーバーのチューハイが並ぶ中、結局はレモンフレーバーが圧倒的に売れていることに注目、レモンサワーで勝負することに決めた」。11月のチューハイカテゴリーの商品別ランキングで上位10商品は全てレモンサワー、同社は売れるものだけに的を絞って商品開発をしたわけだ。
「定番レモン」「鬼レモン」など商品ごとにアルコール度数が違う檸檬堂について日本コカ・コーラは「後発なので、先行する他社商品と差別化の必要があった」という。実際にどの様な層に購入されているのか、日経CVSレシートデータで比較してみた。性別年齢層別では、檸檬堂は30~49才の男性の購入比率が60.6%と他のレモンサワー(同57.1%)より3.5ポイント高い。同社は「全国の出張族が九州に出張の際に購入して、そのまま買い続けている可能性がある」と分析する。出張する人の比率は男性のほうが多く、ひと仕事終えて、自分へのご褒美に話題性のあるお酒をお土産に買って帰るケースも多いだろう。
時間帯別では、夜が43.8%と他のレモンサワー(同35.1%)より8.7ポイント高い。立地別では、住宅街が39.5%と、他のレモンサワー(同25.6%)より13.9ポイント高い。同社は「食事と一緒に家で飲むために購入する人が多い」と分析する。
曜日別では、金曜日と土曜日で33.4%と他のレモンサワー(同29.8%)より3.6ポイント高い。「プチ贅沢の意識から週末に購入して飲んでいる人が多い」(同社)。
同社はレモンサワー専門店などを訪問して調査を重ね、レモンを皮ごと酒になじませる前割りレモン製法にたどり着き商品化した。商品パッケージは、しずる感を前面に押し出す他社商品とは一線を画し、酒屋前掛けをイメージしたパッケージデザインでレモンサワー専門店「檸檬堂」を表現する。働き盛りのサラリーマンが一週間の仕事を終えて家に帰り、余韻に浸りながら「檸檬堂」を飲んでいる姿が目に浮かぶ。