コラム・調査レポート

2017.06.2

食品

ロカボ商品、ブームの兆し。

 健康診断からの帰り道、いささか誘惑の多いスーパーマーケットに立ち寄ると、聞き慣れない商品に出会った。今回は巷を賑わせる「ロカボ」商品にフォーカスする。
 一般社団法人 食・楽・健康協会のホームページを覗くと、「ロカボ」とは「おいしく楽しく適正糖質」と同協会が提唱する概念のことで、極端な糖質制限を行いダイエットをする「ローカーボ」に対する概念として登録商標されている。
 既存の「ローカーボ」は糖質0などに代表される“極端な制限”が特徴的で、1日で摂取する糖質量を20~40gに抑えるものであった。ダイエットには効果的かもしれないが、味気がなく、長く続かなかった方も多いのではないだろうか?それに対し“ゆるやかな糖質制限”を称する「ロカボ」は1食で摂取する糖質量を20~40gに抑え、それ以外は我慢せず食べることで無理なく糖質制限をしようというものだ。これならなんとか続けることができそうである。
 それではロカボ商品の販売動向を日経POSEYESで見てみよう。デルタインターナショナル「一週間分のロカボナッツ 30G×7」の来店客千人当たり販売金額は、最初に販売データが出現した2016年9月の0.9円以降、右肩上がりを続け、2017年4月には22.0円とミックスナッツ(分類番号 204011)で8位の人気商品へと成長している。同社は他にも「ロカボクッキー」を、敷島製パンも「パスコ 低糖質ブレッド ブラン 2個」などのロカボ商品を市場に投入している。今後は、他社も「一週間分のロカボナッツ 30G×7」を追い、ロカボ市場に参入してくる可能性を秘める。
 ここまでロカボ商品と前触れなく使っているが、ロカボ商品とは前述の一般社団法人 食・楽・健康協会が認定した商品群で、認定されれば商品パッケージにロカボマークを付与することが許可される。今後、店頭で見かけることが多くなりそうだ。
 とりわけ女性にとっては永遠の関心事である栄枯盛衰のダイエット市場。“無理をしない”というのがいかにも現代的である。いくら低糖質のロカボ食品と言えども、ただ食べれば痩せるというわけではない。食事に気を使いつつも、忘れてはいけないのが運動だ。自戒を込めて。

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