コラム

2018.11.22

食品

飲むアーモンド 江崎グリコ「アーモンド効果」販売好調

 江崎グリコの「アーモンド効果」の販売が好調だ。アーモンドを粉砕して液体にした植物性飲料で、「アーモンドミルク」ともいわれる。2014年4月の全国販売開始以来、順調に売り上げを伸ばしてきたが、今年3月にパッケージを全面刷新、併せて砂糖不使用品やポリフェノールをプラスしたカカオ味などの新商品を発売した。日経POS情報によると全国スーパーにおける3月~10月の千人当たり金額はシリーズ全体で375.6円と、前年同月比で13.7%伸びた。
 アーモンドは、ビタミンEや食物繊維が豊富で栄養価が高いことが知られるようになり、近年は健康食品としての地位を確立している。そのまま食べている人も多いが、硬いアーモンドを噛み砕くのは特にシニア世代にとってはなかなか大変だ。グリコによるとアーモンドは液体として摂取することで、粒のままよりも栄養素が吸収されやすくなるという。牛乳や、豆乳よりもカロリーが低く、常温保存が可能で賞味期限も長い。健康機能や使い勝手の良さが消費者に認知されるようになり支持を集めているようだ。同社のブランドサイトでは飲むだけでなく、料理にも使ってもらおうとアーモンド効果を使用した様々なレシピを公開している。
 リニューアル後の2018年3月~10月の商品別の販売状況を昨年同期と比較してみると、1L入りの大容量タイプの売り上げの伸びが目立つ。砂糖不使用品と通常品の1L入り2アイテムの千人当たり金額の合計は156.6円と前年(カロリーライト商品と通常品2アイテムの合計)の31.8%増となった。家族ぐるみで日常的に飲んだり、料理に利用している消費者が増えていることがうかがえる。1L入りの店頭カバー率は、通常品が55.8%から67.9%、砂糖不使用品(前年はカロリーライト品)は、58.9%から64.3%と、それぞれ12.1ポイント、5.4ポイント伸張した。小売側の評価も右肩上がりだ。200ML入り通常品の店頭カバー率は8割を超える。さらなる販売の拡大は大容量タイプの採用店舗数をどれだけ増やせるかが鍵を握りそうだ。

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