コラム

2017.07.7

食品

カルビーポテトチップスの一部商品休売が与える影響

スナック菓子の王様、ポテトチップス。最大手のカルビーが原材料の馬鈴薯不足を理由に一部商品の休売と終売を発表した“ポテチショック”から2カ月が経過した。同社は6月19日から「ピザポテト」、「堅ポテト ブラックペッパー」、「ポテトチップス しあわせバター味」の3商品の販売を再開した。足元の状況についてPOSEYESを使って分析してみたい。
グラフ1は商品分類194001(ポテトチップス)のメーカ別千人当たり販売金額の時系列推移(週次2016年12月26日~2017年6月19日週)である。カルビーが休売と終売をアナウンスした4月10日の週は一時的に販売金額が急増したが、今年3月前半まで約3,000円/千人だった販売金額は5月中旬に約1,000円/千人まで大きく落ち込んだ。商品別の時系列推移(グラフ2)では販売を継続する主力商品「ポテトチップス うすしお味60g」、「同 コンソメパンチ60g」、「同 のりしお60g」の3商品の販売金額は直近の6/19週には4月以前よりも高い水準であることが確認できるが、休売・終売商品の売り上げ減少分をカバーしきれていないようだ。この状態は果たしていつまで続くのか。
カルビーによれば原材料の馬鈴薯は「初夏から秋までは九州から北海道で収穫されたジャガイモを使用し、冬から春にかけては北海道産のジャガイモを専用の貯蔵庫に貯蔵したものを使用する」とのこと。5月下旬からは九州産のジャガイモ収穫が始まる。北海道産のジャガイモが出始める8月にかけて馬鈴薯の供給は徐々に回復していき、本格的な販売再開はその頃になるものと思われる。
シリアル食品「フルグラ」が好調なカルビーだが、4月から9月まで半年間にも及ぶ主力スナック菓子の売上減少は今年度の業績にも爪痕を残しそうだ。

グラフ1

カルビーポテトチップスの一部商品休売が与える影響

グラフ2

カルビーポテトチップスの一部商品休売が与える影響

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